猫の脱毛症

猫の脱毛は何かしらの病気が原因となりその二次的な症状として発症するケースが殆どです。猫の脱毛症の原因となる病気はアレルギー、膿皮症、ホルモン異常による内分泌疾患、外部寄生虫による皮膚病など様々です。

また猫には換毛期があり、太くて粗い夏用の被毛としなやかでキメの細かい冬用の被毛があります。換毛は主に下毛(アンダーコート)が抜け落ちます。ですので換毛期には一度に大量の抜け毛が発生します。上毛(オーバーコート)にもヘアサイクルがあるのですが局所的に大量の上毛が抜ける場合などはなにかしらのトラブルを疑ってみる必要があります。

また心因性と呼ばれる人間でいうところのストレスによる脱毛症もあります。これは一見すると皮膚自体には目だった原因が無い脱毛症です。実は人間と同様、あるいはそれ以上にペットはストレスに弱くデリケートな動物なんです。

犬も猫もそうですが、何か心理的な変化が起こったとき、それがストレスや不安のかたまりとなって情緒が不安定になり、毛細血管が収縮し、代謝が落ちるために脱毛が起こってしまうのです。猫には退避行動と言う動作があります。それは嫌なことがあった場合などに気分を紛らわす為に尾を噛んだり足を舐めたりすることがあります。

一時的な退避行動であれば問題ありませんが、あまりに過剰な場合は脱毛の原因になります。飼い主さんがかまってくれない、かわいがってくれた人が傍から居なくなってしまった、気に入っていたものがなくなってしまった、ご飯やトイレの場所が急に変わった、外に出してもらえなくなった。

猫の場合はこのようなときに強くストレスを感じるようです。かわいがっている猫が急に脱毛症に見舞われて獣医に連れて行っても原因となる疾患が特定できなかった場合は普段の猫との付き合い方を見直してみる必要があるかもしれません。

SNSでもご購読できます。