薄毛とメタボの関係

男女とも加齢によってメタボリックシンドロームの発症が増える傾向にあります。最近の研究では男性ホルモンの減少がメタボリックシンドロームの一因であると考えられています。一般的に腹部の肥満は加齢とともに増加します。いわゆる「中年太り」と言われるものですね。

メタボリックシンドロームは腹部肥満に加えて、高血圧や糖尿病、高尿酸血症、中性脂肪やコレステロール値の高くなるなどの生活習慣に起因する疾病の2つ以上が重なることで起こります。

アメリカのジョーンズ・ホプキンス大学医学部のアナベル・ロドリゲス ( Annabelle Rodriguez ) 氏らが、 The Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism 誌 9月号に発表した論文によれば、博士らは平均 63 歳の 男性、618 人を対象として、血液中の男性ホルモン濃度とメタボリックシンドローム発症の関係性を約6年間にわたって追跡調査を行いました。この結果加齢にしたがって、男性ホルモンの数値は自然に減少しますが、同じ年齢の男性でもメタボリックシンドロームを発症している男性は健康体の男性に比べて性ホルモン結合グロブリン(SHBG)と総テストステロンの数値が低いということを発見しました。性ホルモン結合グロブリン(SHBG)の数値の減少はメタボリックシンドロームの発症に最も大きな影響を与えると同研究チームは発表しています。

また遊離テストステロンの値と肥満指数(BMI)が増加するとメタボリックシンドロームの発症リスクが高まるとの見解も示しています。性ホルモン結合グロブリン(SHBG)は遊離テストステロンと結合します。テストステロンはAGA(男性型脱毛症)の原因となるジヒドロテストステロンへ変換されることを抑制します。したがってAGAの患者も総テストステロンの値が低く遊離テストステロンの数値が高い傾向があると結論付けされました。

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